尾道 TOM ・きっ粋
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きっ粋の指針

場所 尾道郵便局 前 奥様のブティックが目印です。


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元々、TOMは、尾道でジャズを広めた最初のジャズ喫茶の店でした。現在、尾道に有るジャズ喫茶はTOMの後から続々登場しました、当時のTOMの常連の方々は、地主、某・実業家、弁護士、医者・等のハイソサエティーな男女の社交場でしたが、映画と関わり有ってから、尾道映画好きの方はTOMに必ず寄らなければモグリとまで全国に伝説として今でも語られている大林映画の聖地です。

和食の修行の為に息子さんが東京へ修行に出たのが数十年前でした、そのTOMが新たに「TOM・きっ粋」として生まれ変わりました。

数十年間、東京で板前の修業を終えたTOMの長男「真吾」君、「大林映画では、「野ゆき山ゆき海べゆき」出演」が地元で和食の店を開店しました。天婦羅・瀬戸の魚介類・等、江戸前と尾道の融合です。場所は現在のTOMブティックの奥にあります。前面が奥様のブティックです。

入り口のメニュー・看板も赤抜けていて尾道には無い雰囲気の店です。さぁ入ってみましょう。

落ち着いた店内です。昼間は息子さんの和食の店、夜は、マスターの店と変貌します。奥はTMC会員達の集いの場になっています。

調理する眼・味覚・包丁さばきは真剣そのもの、彼は煙草は一切吸いません、料理人に煙草は御法度なのです。毎日、色々な街に行き食べ歩き尾道には無い料理を作る為に模索・研究に余念がありません。東京と尾道の和食の融合を目指しています。

息子さん「左」・マスター「右」とのコンビネーションも抜群で、話題も豊富です、流石、大林監督を影で支えた方です。パワーは衰えていません、豊富なアイデアとパワーは健在です。マスターも、新しい飲み物、TOMフィズ・TOMスペシャルブレンドコーヒー、等を完成しました。アルテックの大きなスピーカーもセッティングしたいと言っていました。

刺身定食1300円を食べてきました。息子さんは午前3時から魚介類の仕入れの為、魚市場に行ったり自分の目で良い食材を全国から選んで鮮度の良い刺身や料理を食べさせてくれました、本人は「毎日、夜に、市場ゆき」なんて「野ゆき山ゆき」の冗談を言って笑っていますが味は絶品でした。地元の人達や漁師の方々を唸らせていました。私もグルメで世界中の料理を色々と食べて来ましたが、メニューも、お酒・焼酎も豊富でネタも新鮮でした、食べるのに夢中で全てのメニューは載せられませんでしたが、私の後から沢山の御客様や新聞や雑誌の取材等、尾道の新しい旋風を吹き起こす味にふさわしい店になる予感がしました。TMC会員の方も、そうでない方も是非、御立ち寄り下さい。幸せな気分になれますよ。

次は「きっ粋定食」1500円です。刺身と天婦羅が付いています。エビ天は頭から尻尾まで香ばしく食べられます、味噌汁は毎日違いますが、私が頼んだ日は、じっくり味噌とだし汁を吟味して煮込んだ豚汁です。食材も新鮮で美味しく吟味されていて、御客様も次から次へと入って繁盛しています。御飯も特製の江戸オヒツに入っていて良い香りでした。これも浅草の少ない職人に特注した一つ一つが手作りのオヒツです。どんなに高価な料理よりも、一品一品に小さなこだわりが感じられます。マスター自慢のTOMフィズ・TOMスペシャルブレンドコーヒー、TOMソーダが最高。身体に良い水から食材まで添加物無しの自然な食べ物・飲み物で店内に活気があふれています。気取らずに、「特製ねこまんま」を食べに行ってみましょう。お忍びで、某・監督・有名人も沢山、来ています。流石、尾道映画・大林監督を影で支えてきたTMCです。20年前の「転校生」世代から現在の「あの夏の日・なごり雪」世代の方も来尾されていて活気に満ちています。TOMに行き貴方の隣に有名人が座っていたらラッキーですね。気取らずに全国の誰とでも仲良くなれる店が昔からのTOMの合言葉です。まさしくインターネットの無い時代から人と人との心のネットワークを実践してきた店ですから、海外からも北海道からも来るのです。ここで出会って結婚されたカップルも多いのです。


大晦日に新作、「特天丼」980円を食べてきました。相変わらず満員御礼でした。味も絶品、言う事無しです。次回の作品にも取りかかっています。私、江戸っ子が伝授した深川丼と尾道の融合作品が生まれます。まだまだ、新作が増えますので期待して下さい。「今日はオールナイトで頑張ります」と息子さんが言っていました。商店街で、深夜まで営業している店が有ると言うのは観光客にとっても有り難い事です。
安くて美味しい、そして気取らずに来て下さい。


このネタで980円は安いです。テレビや雑誌の取材も嫌がってました。
尾道のパンフレットに載せない所が憎いです。
良い料理からは良い波動が出て食べた人を幸せにしてくれるのです。良い波動を沢山、持ちかえって下さい。




荒木正見 教授を囲んで。

尾道・大林映画ファンには、必需本「尾道を映画で歩く」・「尾道という場所論」「共に中川書店」の作者です。
新刊の追い込みで忙しい最中、「きっ粋」の料理の為に来尾され、やすらぎの波動に満足顔で日帰りされました。
TMCのネットワークは不滅です。新刊も楽しみです。荒木先生、有難う御座いました。


営業時間のお知らせです。平日 午前11時から午後3時まで、2時間休憩が入り再び 午後5時から24時までです。
金・土・日は、午前11時から24時まで通しで営業しています。勿論、年中無休なのです。ただし良いネタが仕入れられなかった日には休みますので注意してね。美味しいものを食べさせられない時には店も休んでしまうのです。

今回は、地の穴子丼「上品な味です。丁寧に蒸してます」と季節の刺身定食を食べて来ました。真ダコの刺身に感激、カンパチ・しめ鯖は脂がのって絶品。相変わらず御客様の出入りが多く忙しい限りでした。夜は、また違ったメニューなので昼・夜、楽しめてしまいます。今回のメニューも、ほんの一部です。単品からセット物まで幅広いです。何しろマスター・ママ・息子さん全員が大林映画の出演者なのですから、これは映画好き、尾道好き、ジャズ好き、ファッション好き、美味しいもの好きには、たまらない店です。旬の新鮮な魚介類・天婦羅・等を毎日、御用意して、旅行者の方々を楽しませています。和紙で書かれたメニューが何とも素敵なのです。

ちなみに、美少女戦士セーラームーン・愛天使伝説ウェディングピーチ、ロルフィー等のキャラクターデザインをされている只野和子さんは尾道生まれの向島育ちなのです。映画でもアニメでもゲームでも尾道・向島は有名人が多いのです。


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